不登校・勉強嫌いの子どもが成績の遅れを取り戻すための自主的な勉強方法とは

こんにちは! 学習支援塾ビーンズです。

不登校・勉強嫌いのお子さまに悩む保護者様のため、今回の記事では、不登校・勉強嫌いの子どもが成績の遅れを取り戻すためには「自主的な勉強方法を身につける必要がある」ことについて、話をさせて頂きます。

自主的な勉強が必要な理由

「とにかく宿題をやらせる」は逆効果

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私(塚﨑)が大学受験対策の家庭教師をやっていた頃、多くの保護者様から、「ウチの子は全然勉強をしない。だから宿題をジャンジャン出してください!」という、ご要望を受けることがありました。

しかし、残念ながら、その考えは誤っています。

なぜなら、それまで勉強に対して前向きな姿勢を見せていなかった子どもに対して、「ただむやみやたらに宿題をジャンジャン出すだけ」では、彼らにはストレスでしかなく、余計に勉強嫌いになって成績が下がってしまう可能性が高いからです。最悪の場合、子どもたちが授業を受けることを拒否してしまう場合もあります。

そんな子どもたちに勉強をしてもらうためには、まずは問題を解かせることよりも、「自主的に勉強に取り組んでいく」という意識・心構えを持ってもらうところからスタートする必要があります。

勉強において、本当に成績を上げるためには、ただ受け身でやらされているという姿勢では、まず成果は望めません。子どもが「自主的に勉強に取り組むこと」によって、ようやく成績アップが望めるのです。

子どもが自主的に勉強へ取り組むためには

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子どもが自主的に勉強へ取り組むためのポイントは、

1.勉強する目的を知ること
2.勉強に「好き」の気持ちを持ってもらうこと
3.勉強に「締切」の感覚を持ってもらうこと

の、3つです。詳しくは、下記に説明していきます。

「やらされる勉強」から「やる勉強」へ

子どもたちの多くは、「なぜ自分が勉強をしているか」といった、勉強の目的について理解していません。

「親が言うから」
「将来困ることになる(みたいだ)から」
「みんなやっているから」

こういったイメージを持っている子どもの多くは、常に「勉強はやらされて、嫌々やるもの」という感覚を持っていますので、ヤル気は起きず、一向に知識は身につかず、結果、成績が伸び悩んでしまうのです。

よって、ヤル気がない子どもたちにこそ、最初に「勉強する目的」を丁寧に教えてあげるべきなのです。

そもそもゴールも見えないのに、勉強だけ毎日がんばれというのは難しい話です。(大人で例えると、もともと好きでもない仕事を、何のためにするのかもわからず、ただひたすらに延々とやり続けろ!と上司から毎日言われているようなものです。・・・大人でもめげてしまいますよね。)

逆に、勉強する目的を具体的に伝えてあげると、子どもたちは「勉強は自分のためにやる努力」と理解して、少しずつ自主的に勉強を頑張ってくれるようになっていきます。

では、どうすれば自主的な意識を持ってもらえるかというと、子どもたちが「勉強する目的」を見つけるためには、日々の勉強より先に、まずは自分の将来のことを考えてもらう必要があります。「どういう高校(大学)に行きたいか」、「将来やりたいこと(将来のために学びたいこと)」など、質問をしてみて、子どもたちに自分の将来について考えてもらうところからスタートしていくことが大事なのです。

この時の注意点としては、親が誘導して子どもに進路を強制しないようにすることです。

当たり前ですが、保護者様の方が大人ですので、社会について圧倒的な知識量があります。ですので、子どもの将来について心配な保護者様ほど、つい「大学進学したほうがいい」とか「〇〇しないと生活できない」と、子どもの進路について考え方を強制してしまいます。

そうなってしまうと、子どもたちはいつまでも受け身でしか自分の将来を考えず、結果、勉強を主体的にやることがなくなってしまいますので、十分に気をつけてください。

勉強に「好き」の気持ちを持ってもらう!

次に、勉強をスムーズにスタートするために大事なことは「勉強に関して少しでも興味を持っているかどうか」ということです。

もし、子どもが勉強にまったく興味がない状態であれば、まずは子どもに興味を持ってもらえるような勉強の雑談・エピソードをしてあげることが重要です。

なぜ興味を持ってもらうことが大事かというと、そもそも人間の脳は、「自分の好きなこと・興味のあること」については、自然と覚えようとするものだからです。

たとえば、いくら勉強嫌いの子どもだとしても、大好きなアニメやゲーム、テレビ番組やカード、芸能人グループの名前や歴史なんかは、ものすごく暗記していることってありますよね。大人からしても、複雑なゲームのルールや、何百匹というモンスターやキャラクターなど、すぐには覚えられそうにはありません。しかし、子どもたちはそんな膨大な知識をすんなりと暗記してしまいます。(むしろ勉強嫌いの子どもほど、そういう雑学にはやたら詳しかったりします。)

つまり、子どもたちは「自分たちが好奇心を持ったものはすぐに覚えられる」のです。これは勉強に関しても一緒のことです。

「好きこそものの上手なれ」とはよく言ったもので、本を読むのが好きで国語が得意な子ども、虫が好きで理科が得意な子ども、歴史が好きで日本史が得意な子どもなど、そういう子どもはクラスに一人は必ずといって良いほどいますよね。「好き」から「得意」になっていくということは、とても自然なことなのです。

そして、子どもたちは自分が得意なことであれば、親が何も言わなくても、いくらでも自主的に楽しみながら取り組んでいきます。勉強嫌いだからといって、決して「勉強ができない・暗記力がない」というわけではないのです。言い換えると、「ほとんどの子どもたちは勉強するための潜在能力を十分に持っている」のです。

もし子どもが勉強に興味を持ち、そのことを好きになっていったら、その成長はめざましいものです。なにしろ自主的に取り組んでいくのですから、結果的には、テストの点数も自然と良くなりますし、そうなると自信もついて、さらにヤル気が出ていって・・・プラスの循環になっていきます。

「好き」という気持ちは、このように勉強の良サイクルを生むための大事なエネルギー源となるのです。

「締切」を作り、勉強の集中力を高める

最後に、勉強をする上では、「締切」の感覚を持つことも重要となります。

なぜなら、「締切」がないと、日々の勉強において集中力は下がり、モチベーションを維持しにくくなるためです。

仮に、「2年先の受験を目的に勉強を頑張ろう!」といっても、子どもたちには未来のこと過ぎて実感をもちづらく、ヤル気を持続させることは難しいです。そもそも人間の意志というのは、単調な復習や暗記を好んでひたすら続けられるほど、強くはないものだからです。

そんな時、どうすればいいかというと、「最終目標である受験」の前に、いくつかの「小さな目標」を作ることで、持続的に集中力を発揮していくことができるようになります。

たとえば、子どもに「次の学校のテストでこれだけの点数を取ったら、行きたい場所に連れて行ってあげる」などの約束をしてみるのもよいでしょう。すると、子どもは目先の締切に向かって努力をすることができます。

このように大きな目標(受験など)の前に、小さな目標(締切があるもの)を細かく設定してあげることで、子どもたちに「締切と努力のバランス」を覚えていってもらうことができます。

まとめ

学習支援塾ビーンズでは、生徒たちに自主的な勉強をする習慣を身につけてもらうため、将来について考える授業や、日々のスケジュール管理をしながら小さな目標に取り組んでいく指導をしています。そして、目標を達成した時は、他の講師や生徒と一緒にお祝いをしたりして、さらなるモチベーションアップに努めています。

具体的な授業内容につきましては、下記の記事に紹介していますので、ぜひ参考に御覧頂けましたらと思います。

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