屋根のメンテナンスは、家を長持ちさせるために非常に重要です。屋根材によってメンテナンス方法が異なりますので、スレート屋根、金属屋根、瓦屋根それぞれについて詳しく解説します。

屋根材の種類別のメンテナンス方法

スレート屋根

スレート屋根は、美しい外観と耐久性を兼ね備えていますが、年数が経つと色あせや割れが発生しやすいです。スレート屋根のメンテナンス方法は以下の通りです。

割れや欠けのチェック
スレート瓦は衝撃に弱く、割れたり欠けたりすることがあります。定期的に目視で確認し、割れている瓦があれば早急に交換しましょう。

コケや藻の除去
湿気が多い地域ではコケや藻が生えることがあります。これらは見た目を損ねるだけでなく、瓦の劣化を加速させることもあります。高圧洗浄機を使用して取り除くことができます。

防水処理の確認
スレート屋根は水はけが良い一方で、接続部分に水が侵入することがあります。防水処理やシーリングの確認を定期的に行い、必要に応じて再施工をしましょう。

メンテナンス頻度
3年に1度の点検をおすすめします。

コケや藻の除去は年に1回行いましょう。

こちらもぜひ参考にしてください ★屋根工事フローチャート★

クリックで拡大します

金属屋根

金属屋根は耐久性が高く、メンテナンスが比較的楽ですが、錆びや塗装の劣化が懸念されます。

錆のチェック
金属屋根は特に雨風にさらされるため、錆が発生しやすいです。小さな錆を見つけたらすぐに専用の錆止め塗料を塗布し、大きな錆が発生した場合は部分的に交換が必要です。

塗装の確認
金属屋根は塗装で保護されていますが、時間が経つと塗装が剥がれてきます。剥がれた部分がある場合は再塗装を行い、金属を腐食から守りましょう。

遮熱塗装の施行
金属屋根は夏場に熱を吸収しやすいので、遮熱塗装を施すことで家の内部温度を調整できます。これも定期的に行うと良いでしょう。

メンテナンス頻度
5年に1度程度の点検を行い、必要に応じて錆止めや塗装を施しましょう。

瓦屋根

瓦屋根は耐久性が高く、風雨にも強いため長寿命ですが、瓦の割れやズレ、 苔の発生などが問題となることがあります。

瓦のズレや割れの修繕
瓦は重くて丈夫ですが、地震や強風でズレたり割れたりすることがあります。定期的に瓦の状態を確認し、ズレや割れがあれば専門業者に修理を依頼しましょう。

コケや藻などの除去
瓦屋根も湿気が多い場所ではコケや苔が生えることがあります。これらが根を張ると瓦にひびが入る原因となるため、定期的に高圧洗浄機で取り除くと良いです。

防水シートの点検
瓦屋根の下には防水シートが敷かれていることが多いですが、年数が経過すると劣化して水漏れの原因になることがあります。防水シートの点検も忘れずに行いましょう。

メンテナンス頻度
3年に1度の点検を行い、コケや藻の除去を年に1回行いましょう。

瓦の割れやズレは発見次第修理することをおすすめします。

まとめ

屋根は家の中で最も過酷な環境にさらされている場所なので、定期的なメンテナンスが非常に重要です。
スレート屋根、金属屋根、瓦屋根それぞれに適したメンテナンスを行うことで、屋根の寿命を延ばし、家全体の保護にもつながります。
定期的に点検を行い、早期発見・早期修理を心がけましょう。

ご質問・ご相談などありましたら
お気軽にお問い合わせください